NHSL 株式会社 新組織科学研究所

NHSLは病理組織標本作製と評価のプロフェッショナルとしてお客様に「最高の満足」をご提供致します。
検体輸送について

検体輸送について目次

検体をご送付頂く際のお願い
○ 容器について
○ 組織の固定について
○ セルブロック用の細胞の固定と輸送について
○ ゲノム研究用病理組織検体のご依頼時のご注意
○ 検体リスト送付のお願い
高精度な「検体輸送」

検体をご送付頂く際のお願い

容器について

マイクロチューブや遠沈管、試料用広口容器、ヒストパックをご利用ください。

  • 破損や液漏れ防止のため、下記の容器をご遠慮ください。
    入口が狭く不透明な容器、空瓶、弁当箱、タッパ容器、チャック付きビニール袋
  • 組織に対して10倍量の固定液を入れられる大きさの容器へ固定液を十分に入れてください。
  • 容器の口までフルに固定液等を入れて発送ください。空間があると、乾燥、輸送時の振動による検体の破損等が発生します。
  • マイクロチューブや遠沈管、広口容器をご利用の場合は、必ずパラフィルムにより厳重に液漏れを防止してください。
組織の固定について

固定液

  • 10% ホルマリン、10% 中性緩衝ホルマリン
    HE染色標本など一般染色に適した固定液です。
  • 4% PFA固定(4% パラホルムアルデヒド)
    免疫染色を目的とした固定液、HE染色も可能です。

その他の固定液の選択につきましては、目的に合わせたご提案も可能ですので、随時ご相談ください。

固定方法

  • 大型組織について
    固定不足や自己融解を防ぐため、必要に応じて割面を入れて固定してください。
  • 腸管など筒状の組織について
    粘膜面は自己融解しやすいため速やかに固定してください。
    可能であれば、長軸方向に割面を入れていただけると効果的です。
  • 固定液の注入や還流固定の必要な組織
    肺など空気量の多い組織は、固定液の注入や灌流固定を行ってください。
  • 皮膚や開いた腸管など平らを維持したい組織について
    組織の丸まりを防ぐため、粘膜面を上にした平板にピン止めしてください。

凍結組織の場合

セルブロック用の細胞の固定と輸送について

セルブロック作製依頼については、お使いになる研究目的によって固定方法を配慮頂く必要があります。
参考URL  http://www.hslabo.co.jp/experiment/cel-blc.html

組織を用いた免疫組織染色のControlを想定している場合(強制発現細胞、ノックダウン細胞等)

  • 通常、ヒト組織の固定液には「10%中性緩衝ホルマリン液」が繁用されております。
    セルブロックでの検討後に「保有または購入ヒト組織材料」を染色する可能性がある研究の場合には、
    「ヒト組織」と同じ固定を行ない当社へお送りください。

セルブロック由来の薄切切片を研究目的に利用する場合

  • 実験動物を対象として固定方法に拘らない場合は、「4%PFA(4℃)にて2時間固定後、
    1%中性緩衝ホルマリンに液交換し、この固定液に浸漬した状態」で弊社へ速やかに配送ください。

材料細胞の処理と輸送方法

  • 接着細胞の場合:培養容器から剥離後に細胞数をカウントしていただき提示細胞数以上あることを
    確認してください。(弊社希望、5×10の7乗個以上。多い分は問題ありません。)
  • 遠心後、上清を除去し、そこに固定液(前述)を入れて頂き、固定した状態で送付ください。
    (この時に固定液中の細胞数を再度確認頂いたほうが良いかと思います。)
  • 浮遊細胞の場合:細胞数をカウント頂き、提示細胞数以上になるだけのカルチャースープの状態で遠心後、
    上清を除去し固定液(前述)を入れて、固定した状態で送付ください。
    (弊社希望、5×10の7乗個以上。多い分は問題ありません。)
  • 輸送:輸送容器一杯に固定液を入れてお送りください。空間があると細胞が乾燥してしまうこと、
    固定細胞が容器に吸着してしまうことがあります。
    固定後、冷蔵で24~48時間以内に当社に到着する様に手配をお願いします。
    (土日休日は検体の受取はできませんことご了承ください。)
ゲノム研究用病理組織検体のご依頼時のご注意

FISHなど遺伝子検査に利用する病理材料の依頼の際は、一般社団法人日本病理学会様の公開された「ゲノム研究用病理組織検体取扱い規程」をご確認ください。
ゲノム研究用病理組織検体取扱い規程策定にあたって http://pathology.or.jp/genome/kitei.html
ゲノム研究用病理組織検体取扱い規程策定      http://pathology.or.jp/genome/index.html

検体リスト送付のお願い

検体から標本作製をスムースに進めるため、検体リストの送付をお願します。
検体リストの無い場合、検体ラベルの情報を書き写す作業を実施しておりますが、ラベル情報の確認などでお客様に連絡させて頂くことがあり、これを待つ間も検体の固定が進んでしまいます。
お客様より検体リストをいただくことが大切となりますのでご理解ご協力のほどお願いいたします。

(検体リスト作成時のお願い)

  • ブロックおよび標本スライドに利用できるように、半角英数20文字以下、漢字を含む場合は10文字以下でお願いします。
  • 電子データ作成に便利な検体リスト見本を用意しました。宜しければご利用ください。( 検体リスト見本
  • 電子データ送付の際は、info@hslabo.co.jp へ送付いただくか、ご依頼フォームより添付していただけますと幸いです。
  • 紙媒体の場合は、依頼書と共にご送付ください。
  • 手書きの際は、下記のような間違い易い文字にご配慮ください。
    ( 英字のI・数字の1・小文字のl : 英字のZ・数字の2 : 英字のO・数字の0 )
梱包について
  • 破損の恐れがあるスライドグラスやパラフィンブロックはエアークッション等で包装してください。
    また、固定済み湿臓器は、万一の液漏れに備えて二重もしくは三重で包装して下さい。
  • 通常の固定組織は冷蔵、凍結組織はドライアイスとともに冷凍でお送りください。
配送伝票の品名について

「検体」あるいは「固定組織」の記載でご送付ください。

ご発送日について

弊社は土曜日・日曜日・祝日・年末年始を休業日としております。
ご依頼検体への輸送ダメージを避けるため、休業日前日、休日を挟んでの当社へのご発送はご遠慮下さい。
代理店経由での発送の場合は、代理店が回収後の当社への発送日を調整してください。

特に、固定検体については、過固定等で標本作製への影響が出る場合があります。

高精度な「検体輸送」

当社は原則、依頼元のお客様、代理店が当社までの検体および当社から納品先までの輸送費をご負担いただくこととなっております。
これにつきましてお客様より大掛かりなご依頼、研究用に大変重要な検体を確実に送る方法を提案してほしいというご依頼があり、国内実績の多い以下の運送業社2企業との契約が完了しました。

内容と特徴
ロジスティック
  • 研究用・治験用・医療用材料の専用輸送サービス会社
  • 特別な教育を受けた部門担当者が担当
  • 生体試料・細胞・治験薬を中心とした厳密な輸送管理(振動低減、
    時間内搬送・温度管理)をはじめとする高レベル・特殊な取り扱い可能
  • 集荷・納品までの一貫した体制一貫輸送
  • 物量、品質維持に適した車両選定
輸送可能な材料(当社サービス全部に対応可能)
  • 固定済み湿臓器
  • パラフィンブロック
  • 細胞
  • スライドグラス(未染色、染色済み)
  • その他
見積方法
  • 一環した当社サービスとしての費用見積
  • 上記輸送企業のご紹介・仲介